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2023-05-20

未来を担うかけがえのない子達へ送りたい言葉
 
日本が世界に誇るコロナ世代のあなた達へ

大人社会というのは時に極めて愚かであり、政治家や医者や科学者や大社長といった立派な肩書を持った大人でも、救いようがない大バカ者がたくさんいます。
ウイルスや菌を扱う専門企業の人間として言えば、日本の新型コロナ騒動には、そんなバカな大人たちが引き起こした「狂騒」的側面が数多くありました。そして、多くの大人は実はそれに気付いているのに黙っています。

今、日本はコロナ「第8波」だそうです。
しかし、波には必ず「高さ」があります。厚労省等の統計数値を解析すれば明らかですが、欧米の桁違いの感染者や死者数の津波のように高い「波」に比べると、日本には様々な理由から「さざ波」程度の波しか来ていません。津波がそうであるように、波は打ち寄せた「回数」ではなく「高さ」を比較した相対評価が大事なのに、まるで欧米並みの犠牲者数が出たかのように危機感を煽る報道をする。NHKまでもが、まるで台風や自然災害からの避難喚起をするかのように。

もちろん「さざ波」でも警戒するに越したことはありませんが、だからと言って大人たちが君たち若者にして来たことはあまりにも常軌を逸しています。

一過性の自然災害なら、危機感を煽りまくった報道の結果が「空振り」に終わっても、それは人命保護の観点からは正しいことかも知れません。しかし、「一過性の自然災害」と「数年の長期間に及ぶ疫病」の取扱いが同じであって良いはずはありません。

なぜなら、経済や国民の生活に与える影響が比較にならないほど違うからです。
みなさんが過ごす、人生で一度しかない、かけがえのない高校生活に与える影響が少しでも小さくて済むように考えるのが本来の大人の仕事です。

それでも、テレビは今は「第8 波」だと騒いでいます。波の高さを比較検証すらせずに。
異なる病気ですが、インフルエンザの波の数を数える人はいません。コロナだけ、延々と数え続けています。

集団感染(クラスター)が出たからと言って、学校を責め立てる。
インフルエンザを筆頭に流行感染症は集団感染にならない方が稀なのですが、コロナだけ「集団感染」と呼ばずに、我々医療業界専門用語の「クラスター感染」(ブドウの房の意)という言葉を垂れ流して、あたかも全く新しい感染形態を持つ病気のように印象操作をする。それが視聴率につながるからです。あなた方は、その愚かなマーケティングの最初の犠牲者になりました。

早い段階でたまたまごく少数の集団感染数人が出た市船は、バカな大人の愚劣な好奇心と、無責任で軽薄な正義感の犠牲になりました。全国から匿名の非難や批判が寄せられて、深く心を傷める生徒さんが多く出ました。
インフルエンザで学校が休みになっても、集団食中毒が出ても、大人達は誰も興味を持たないのに。

その後、市船よりもはるかに数の多い集団感染は今日現在も全国各所で起き続けています。でも、今は誰も報道すらしません。感染者数は今の方がはるかに多いのに。
もう大人達は飽きたのでしょう。あなた方の青春を散々傷つけておいて、あまりにも無責任です。

そして物言わぬ、大人しい学生さんたちに対する、もはや「迫害」と言ってもよい愚行は今も続いています。

一生に一度の修学旅行や体育祭、文化祭などの行事をすべて中止する。
そこで集団感染が発生した事例など、ほとんどないのに。
その一方で大人は「Go toナントカ」キャンペーンに浮かれる。同調圧力に屈して大事な行事を潰しながら、自分達は浮かれる。バカとしか言いようがありません。

学生の合唱コンクールをマスク着用で歌わせるに至っては、もはや狂気の沙汰です。そんなに出場する学生の歌からのホール内感染が怖ければ、例えば野外フェス形式で開催すれば良いのに。

高校生のあなた達は、もはや軽くその辺の平凡で無責任な大人を論破できるだけの分析力や論理的思考力、弁説力を持っています。だから、言いたいこともたくさんあるでしょう。バカな大人を怒鳴りつけてやりたいことも、たくさんあるでしょう。

それでも、あなた達はそれをしなかった。
黙って、不便と理不尽に耐え忍んできた。
それはなぜ出来たのでしょう。それは、今日もあなたのためにお弁当を作ってくれたり、ハラハラしながからも部活を応援してくれるお母さんやお父さん、保護者の方を愛するが故であったかもしれません。
大切な友達や仲間の為だったかも知れません。そして何よりも愛する母校や、尊敬する先生のためだったかも知れません。

幾百万の言葉を飲み込み、その賢い若い頭で論破して相手をやり込めることもなく、あなた達は今黙ってステージに立ち、素晴らしい演奏と心溢れるパフォーマンスで大人たちや社会を癒やし、元気にしようとしてくれています。
こんなひどい、バカな大人社会を作った意気地なしで愚かな大人たちですらも、今日あなた達はその愛情と真っ直ぐな心で救おうとしてくれています。

「コロナ世代」。
あなた達をそう呼び、揶揄する大バカな大人がいるかも知れません。
でも、あなた達こそが本当にコロナ禍に勝利し、生きる姿を示した最初の世代です。
未曾有の災厄の時を生き抜き、前を向くことを決して忘れず、人を愛することを止めず、涙と笑顔を力の源にして、あなた達を傷つけたバカな大人たちをもすら救っていこうとするあなた達こそが、日本の未来であり、誇りです。

「コロナ世代」。
それは強靭なのに柔軟。剛健なのに優しい。まさに美しい日本を象徴する、最強の誇り高き新しい世代のあなた達に、心からの敬意を持って、私はあなた達をそう尊称したいと思います。そして、言葉でもなく理屈でもない、あなた達の心を乗せた演奏とパフォーマンスを余すところなく受けとめて帰りたいと思います。

今日は本当におめでとう。
そして、今日の日をくれて、本当にありがとう。

バイオガイアジャパン株式会社
代表取締役会長兼CEO
野村 慶太郎


 






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